ポピー キングザウルス 新ウルトラマン ソフビをお買取りしました

ポピー キングザウルスシリーズとは

1975年の『ウルトラマンレオ』放送終了と共に、第2次怪獣ブームも一時終了したかのように思われていました。しかし、特撮関連書籍の出版やテレビの再放送により、子供たちにまで怪獣人気が再燃し、第3次怪獣ブームの幕が開きました。

そんな中、怪獣ソフビの発売を望む声が大きくなり、1978年にポピーから『キングザウルス』シリーズの発売がスタートします。このシリーズは、ほぼ同じ頃に誕生した怪獣消しゴムと共に、当時の子供たちに大人気となりました。

1979年にはアニメ『ザ☆ウルトラマン』が誕生し、その後1980年に待望の実写版『ウルトラマン80』が登場。キングザウルスシリーズも両作品の怪獣をリリースし、人気を博しました。

キングザウルス 新ウルトラマンの特徴

独特のデザインと仕様

キングザウルスシリーズの最大の特徴は、足型のデザインにあります。ソフビの足裏には特徴的な足跡マークが施されており、これがシリーズの象徴的な要素となっています。

また、同梱されている足型シールを20枚集めて「ウルトラマン怪獣大図鑑」を手に入れるという戦略が当たり、大ヒットの要因となりました。

製品仕様とカラーリング

1978年に参入したポピーとしても、リアルなものにするか、従来どおりデフォルメを施すか、迷いがあった様子が伺えます。そのため、キングザウルスシリーズの怪獣たちは、リアルだったり、デフォルメされていたり、大きさもバラバラという特徴があります。

さらに特筆すべきは、独創的なカラーリングです。テレビに登場する怪獣とは似ても似つかぬ、独自の色彩で塗られており、これが他のメーカーとは一線を画す魅力となっています。

価格設定と市場での位置づけ

ブルマァク製よりも一回り小さく、当時の発売価格は380円。子供のお小遣いで購入できる良心的な価格設定でした。この手頃な価格も、シリーズが広く愛された理由の一つです。

査定時のポイント

真贋判定の重要性

キングザウルスシリーズの査定では、まず当時物であるかどうかの判定が重要となります。1978年から1981年の販売期間中に製造されたオリジナル品と、後年の復刻版では価値が大きく異なります。

• 足裏の刻印と著作権表示の確認
• 成形色や塗装の仕様確認
• パーツ構成の詳細チェック
• 材質感や経年変化の度合い

保存状態の評価基準

ソフビの査定では、以下の要素を総合的に評価します：

1. 本体の状態：傷、汚れ、塗装の剥がれ具合
2. パッケージの有無：オリジナルの箱やヘッダーカードの存在
3. 付属品の完備：説明書や足型シールなど
4. 変色や劣化：経年による材質の変化

市場価値と買取相場について

現在の市場動向

キングザウルスシリーズは、怪獣ソフビの中でも比較的集めやすく種類も豊富で、現在でも多くのコレクターに愛され続けています。当時380円で販売されていたソフビが、現在では数千円から1万円程度で取引されることも珍しくありません。

価値を決定する要因

買取価格は以下の要因により大きく変動します：

• 希少性：製造数が少ないキャラクターやカラーバリエーション
• 人気度：ウルトラマンシリーズ内での人気キャラクター
• 保存状態：未開封品や美品の場合は大幅な価値向上
• 完備性：箱や付属品の有無
• 時代性：第3次怪獣ブームという歴史的背景

保存状態による価値の違い

未開封品の特別な価値

パッケージが未開封の状態で保存されている場合、コレクター市場では特に高い評価を受けます。オリジナルの透明袋やヘッダーカード、背面の商品情報なども重要な価値要素となります。

開封済み品の査定基準

開封済みの商品でも、以下の条件が揃っていれば良好な評価が期待できます：

• 目立った傷や汚れがない
• 塗装の剥がれが最小限
• パーツの欠損がない
• オリジナルの箱が保存されている

状態の悪い商品について

多少の劣化や傷がある商品でも、キングザウルスシリーズの歴史的価値や希少性により、査定の対象となることがあります。諦める前に専門的な評価を受けることをお勧めします。

よくあるご質問