今回は『バンダイ SIC 仮面ライダー1号&サイクロン S.I.C. VOL.14 フィギュア』を買取させていただきました!
以前には『ポピー 仮面ライダーストロンガー たたかえ7人ライダー ソフビ フィギュア』の買取も行いました。
詳しくは参考買取価格ページをご覧ください。
他にも、『旧バンダイ 仮面ライダー ドクダリアン ミニソフビ』の買取も行っています。
詳しくは買取実績ページをご覧ください。
「古いS.I.C.フィギュアって、まだ価値があるのでしょうか?」先日、お客様からこのようなお問い合わせをいただきました。2002年に発売されたバンダイ S.I.C. VOL.14 仮面ライダー1号&サイクロン号について、20年以上が経過した今でもコレクターの皆様から高い評価をいただいている理由と、買取における重要なポイントをご紹介いたします。竹谷隆之氏による独創的なデザインと、石ノ森章太郎氏の原作への深いリスペクトが込められたこの作品は、単なるフィギュアを超えた芸術作品としての価値を持ち続けています。
目次
S.I.C.シリーズとは
Super Imaginative Chogokinの革新
S.I.C.(Super Imaginative Chogokin)は、バンダイスピリッツが展開するフィギュアシリーズで、石ノ森章太郎原作の東映特撮作品に登場するキャラクターを、造形師独自の解釈で立体化したものです。「超合金」の名を冠しながらも、従来の超合金シリーズとは一線を画す、アーティスティックなアプローチが特徴的です。
S.I.C.の4つのコンセプト
- ニューマテリアル:新しい素材への挑戦
- ハイクオリティ:最高品質の造形技術
- プレイバリュー:遊びの価値の追求
- オリジナリティー:独創性の重視
竹谷隆之氏と安藤賢司氏の功績
S.I.C.シリーズの成功は、竹谷隆之氏と安藤賢司氏という二人の造形界のトップクリエイターの存在なくして語ることはできません。竹谷氏は1963年北海道生まれの造形作家で、圧倒的な造形力とデザイン力で世界的にファンを持ち、特に有機的なメカニック・デザインやクリーチャー・デザインで高い評価を得ています。
一方、安藤賢司氏は1963年神奈川県出身で、S.I.C.シリーズでは竹谷氏とともにメイン原型製作を担当しています。フィギュアの原型製作だけでなく、アニメやゲーム等のキャラクターデザインも手がけ、多方面で活躍されています。
VOL.14の特徴と魅力
2002年4月発売の記念すべき作品
S.I.C. VOL.14 仮面ライダー1号&サイクロン号は、2002年4月1日に発売されました。定価は7,480円(税込)で、竹谷隆之氏によるフル可動の仮面ライダー1号と、安藤賢司氏によるサイクロンのセットとして構成されています。
セット内容
- 仮面ライダー1号本体(全高約19cm)
- サイクロン(全長約21cm)
- 差し替え用右手首×2
- 差し替え用左手首×2
- マフラーパーツ×2
- 触覚パーツ(左右)
- ショッカーエンブレム×4
- バイク用スタンド
- 説明書
竹谷隆之氏による独創的なアレンジ
このVOL.14の最大の魅力は、竹谷隆之氏による独創的なデザインアレンジにあります。原作の仮面ライダー1号の特徴を保ちながらも、より有機的で生命感あふれる造形に仕上げられており、まさに「生きている昆虫」のような迫力を感じさせます。特に複眼の表現や体表のテクスチャーには、竹谷氏の卓越した技術が随所に見られます。
仮面ライダーシリーズの歴史
石ノ森章太郎が生み出した不朽の名作
1971年4月3日、石ノ森章太郎原作による「仮面ライダー」がテレビ放送を開始しました。これは単なる特撮ヒーロー番組ではなく、日本のポップカルチャーに革命をもたらした記念すべき作品となりました。
時代区分 | 代表作品 | 特徴 |
---|---|---|
昭和ライダー | 仮面ライダー1号・2号、V3、X、アマゾン、ストロンガー等 | 改造人間設定、社会性のあるストーリー |
平成ライダー第1期 | クウガ、アギト、龍騎、555、剣、響鬼、カブト、電王、キバ、ディケイド | 多様な世界観、複雑な人間関係 |
平成ライダー第2期 | W、オーズ、フォーゼ、ウィザード、鎧武、ドライブ、ゴースト、エグゼイド等 | 現代的な要素、ゲーム性の導入 |
令和ライダー | ゼロワン、セイバー、リバイス、ギーツ、ガッチャード | AI、RPG等の現代テーマ |
仮面ライダー1号と2号の違い
デザイン面での相違点
仮面ライダー1号と2号には、外見上いくつかの重要な違いがあります。これらの違いを理解することで、フィギュアの価値をより深く理解することができます。
主な相違点
- ベルト:1号は銀色のタイフーン、2号は黒いベルト
- 触角:1号は6本、2号は2本
- 複眼:1号は小さめ、2号は大きめ
- カラーリング:微妙な色調の違い
- 胸部造形:筋肉線の表現に差異
S.I.C. VOL.14では、これらの1号の特徴が竹谷氏の解釈により、より印象的に表現されています。特に6本の触角や銀色のタイフーンベルトは、オリジナルの魅力を損なうことなく、現代的なアレンジが施されています。
査定で重視されるポイント
フィギュア本体の状態確認
S.I.C.フィギュアの査定では、本体の状態が最も重要な要素となります。特に以下の点を詳しくチェックいたします。
重要な査定ポイント
- 関節の可動状態:経年により緩くなりがちな関節部分
- 塗装の状態:剥がれ、色移り、退色の有無
- パーツの欠損:細かな付属品の紛失
- 全体的な汚れ:埃の蓄積や手垢の付着
- 外箱の状態:破損、日焼け、凹み等
付属品の完備状況
S.I.C. VOL.14には多数の付属品が同梱されており、これらの有無が査定価格に大きく影響します。特に小さなパーツは紛失しやすいため、丁寧な保管が重要です。
経年変化への理解
2002年発売という製品の特性上、ある程度の経年変化は避けられません。しかし、適切に保管されていた場合、その影響は最小限に抑えられています。査定では、経年変化と保管状況の両方を総合的に判断いたします。
コレクション価値について
時代を超えて愛され続ける理由
S.I.C. VOL.14が20年以上経った現在でも高い評価を受けている理由は、単なるノスタルジーだけではありません。竹谷隆之氏の造形美学と、石ノ森章太郎氏の原作に対する深い理解が融合した、真の芸術作品としての価値があるからです。
デザイナーとしての竹谷隆之氏の地位
竹谷隆之氏は造形業界において、世界的に認められたクリエイターです。海外にも熱狂的なファンを持ち、NIKEの社長が直接竹谷氏の原型を買いに来たというエピソードもあります。このような背景から、竹谷氏が手がけたS.I.C.シリーズは、単なるおもちゃではなく、アート作品としての側面も持っています。
限定性と希少価値
S.I.C. VOL.14は一般店頭発売品でありながら、その独特なデザインとクオリティから、発売当初から注目を集めていました。現在では生産終了から長期間が経過し、良好な状態で保管された個体の希少性が高まっています。
よくあるご質問
A. はい、お取り扱いいたします。外箱や付属品が揃っている方が高い評価をいただけますが、本体のみでも状態によっては十分な価値を見出すことができます。まずはお気軽にご相談ください。
A. むしろ、発売から時間が経過したことで希少価値が高まっているケースもございます。竹谷隆之氏デザインの初期S.I.C.作品として、コレクターの皆様からの需要は根強いものがあります。
A. 経年による関節の緩みは、この年代のフィギュアでは避けられない現象です。そうした状態も含めて、総合的に判断させていただきますので、まずは現状のままお持ちください。
A. 竹谷隆之氏は造形界のトップクリエイターとして国際的に認められており、氏の作品には独特の芸術性があります。そのため、通常のフィギュアとは異なる視点で価値を評価させていただいています。
A. 当店では店頭買取、宅配買取、出張買取をご用意しております。いずれも事前のご予約制となっております。
環七ホビーについて
専門性と信頼性を大切にして
環七ホビーは、おもちゃやホビー用品の買取を専門とする店舗として、長年にわたりお客様にご愛顧いただいております。特にフィギュアやコレクションアイテムについては、専門的な知識と豊富な経験を活かし、適正な評価をさせていただくことを心がけております。
S.I.C.シリーズをはじめとする特撮関連フィギュアについても、その歴史的価値やデザイナーの背景、市場での位置づけなどを総合的に判断し、お客様にご納得いただける査定を実施いたします。
安心・安全なお取引のために
当店では、お客様との信頼関係を最も重要視しております。査定プロセスの透明性を保ち、疑問点については丁寧にご説明させていただきます。また、お客様の大切なコレクションを扱う責任を深く理解し、慎重かつ丁寧な取り扱いをお約束いたします。
予約制による丁寧な対応
当店では、店頭買取・宅配買取・出張買取のすべてにおいて、事前予約制を採用しております。これにより、お一人お一人のお客様に十分な時間をかけて、丁寧な査定と説明をさせていただくことができます。
- 店頭買取:ご予約の上、当店舗へ直接お持ち込みください。
- 宅配買取:遠方にお住まいの方でも安心、全国どこからでもご利用いただけます。まずはお気軽にご相談ください。
- 出張買取:東京都および近郊にお住まいで、コレクションがたくさんあり宅配が難しいお客様は、ご自宅への出張査定も承っております。
お問い合わせ・ご相談
S.I.C.フィギュアの買取に関するご質問や、査定のご依頼につきましては、お電話またはホームページのお問い合わせフォームから承っております。
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