今回は『未組立 タカラ 装甲騎兵ボトムズ 1/24 ラウンドムーバータイプ スコープドッグ プラモデル』を買取させていただきました!
以前には『バンダイ 装甲騎兵 ボトムズ プレイステーション2 ソフト』の買取も行いました。
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他にも、『旧タカラ 装甲騎兵ボトムズ プロッターズシティ No.3 ウド 3Dシミュレーションゲーム』の買取も行っています。
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あなたの押し入れや倉庫に、40年前のプラモデルが眠っていませんか?
1983年にタカラから発売された1/24スケール「装甲騎兵ボトムズ スコープドッグ」シリーズは、今なおプラモデルファンの間で「伝説の名キット」と称賛される逸品です。その中でも、ラウンドムーバー装備バージョンは宇宙戦仕様として劇中に登場し、独特の存在感を放っています。
今回は、先日当店でお買取りさせていただいた未組立のタカラ製1/24スコープドッグ ラウンドムーバータイプを通じて、この名キットの価値や魅力、そして保管されている方にとって役立つ情報をお届けします。
1. タカラ製1/24スコープドッグとは
1983年、サンライズ制作のテレビアニメ「装甲騎兵ボトムズ」の放送開始と同時に、タカラ(現:タカラトミー)から発売されたプラモデルシリーズです。主人公キリコ・キュービィーが搭乗する人型機動兵器「アーマードトルーパー(AT)スコープドッグ」を、1/24という大スケールで再現しました。
このシリーズが画期的だったのは、単なるプラモデルの枠を超えた設計思想にあります。各関節にポリキャップを使用したフル可動モデルとして、降着機構やターンピックといった劇中の細かなギミックまで再現。組み立てやすさと精密さを両立させた設計は、模型ファンだけでなくアニメファンからも絶大な支持を得ました。
発売から40年以上が経過した今も、このタカラ製1/24スコープドッグは「ボトムズプラモデルの原点」として多くのモデラーに愛され続けています。
2. ラウンドムーバータイプの特徴
ラウンドムーバーとは、スコープドッグの背面に装着される推進装置です。アニメ第3クール「クエント編」で登場した宇宙戦仕様のスコープドッグに装備されており、無重力空間での機動性を確保するための装備として描かれました。
タカラから発売された「スコープドッグ ラウンドムーバー&パラシュートザック」は、この2種類の背面装備を付け替えることができる仕様になっています。通常のヘビィマシンガンに加え、ペンタトルーパーなどの武装も付属し、劇中のさまざまなシーンを再現できる点が魅力です。
特に宇宙戦カラーバージョンは、全身が濃いグリーン一色で成型されており、機体番号やマーキングを含めた専用デカールが付属しています。この独特のカラーリングは、ギルガメス軍の通常カラーとは一線を画し、コレクターの間でも人気の高いバリエーションとなっています。
3. なぜ「伝説の名キット」と呼ばれるのか
タカラ製1/24スコープドッグが今なお高く評価される理由は、いくつかの要素が重なっています。
時代を先取りした設計思想
1980年代初頭のプラモデル市場において、ここまで精密な可動と組み立てやすさを両立させた製品は稀でした。ポリキャップによる確実な可動、スナップフィット方式による接着剤不要の組み立て、そして劇中のギミックの再現。これらすべてを高いレベルで実現したことが、このキットの価値を不動のものにしました。
無骨なプロポーション
スコープドッグのデザインは、一般的なロボットアニメの機体とは異なり、工業製品としてのリアリティを重視しています。タカラ製キットはその無骨で実用的な雰囲気を見事に立体化しており、ボトムズという作品世界観の体現者として完成度の高さを誇ります。
モデラーコミュニティへの影響
このキットは多くのモデラーに改造や塗装の楽しさを教えてくれました。ウェザリング(汚し塗装)の対象として、またカスタムパーツによる改造のベースとして、プラモデル文化の発展に大きく貢献した歴史があります。
4. ウェーブ製との違い
2023年、株式会社ウェーブから完全新金型による1/24スコープドッグが発売されました。長年にわたってタカラ製キットの金型を活用してきたウェーブが、満を持して独自設計に挑んだ製品です。
ウェーブ版の特徴は、より洗練されたプロポーションと現代的な組み立てやすさにあります。関節の可動範囲が広がり、降着ポーズも追加パーツなしで再現可能になるなど、技術的な進化が見られます。スタイリッシュな頭身バランスは、アニメの画面に近い印象を与えます。
一方、タカラ製オリジナルキットは、その無骨で重厚感のあるプロポーションこそが魅力です。肩幅のがっしりとした造形や、実用機としての存在感は、タカラ版ならではの個性といえるでしょう。
どちらが優れているかは一概には言えません。ウェーブ版は現代の技術で生まれ変わった新解釈、タカラ版は40年の時を経ても色褪せない原点。それぞれに異なる価値があり、両者を所有するコレクターも少なくありません。
5. 装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端について
装甲騎兵ボトムズシリーズの魅力は、テレビ本編だけにとどまりません。数多くのOVA作品や小説、そして新たな物語が展開され続けています。
その中でも「装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端」は、2010年に発表されたOVA作品です。テレビシリーズから数年後の時系列を舞台に、新型AT「バーグラリードッグ」を中心とした物語が展開されます。
この作品に登場する機体たちも、ウェーブをはじめとする各メーカーからプラモデル化されています。バーグラリードッグの独特なシルエットや、エルドスピーネといった大型ATなど、コレクターにとって見逃せないラインナップが揃っています。
テレビシリーズのスコープドッグから始まり、こうした派生作品の機体まで、ボトムズというコンテンツは40年以上にわたってプラモデル文化と密接に結びついてきました。タカラ製のオリジナルキットは、その歴史の出発点として今も重要な位置を占めています。
6. 未組立プラモデルの価値を守るために
長年保管されてきた未組立のプラモデルには、いくつかの注意点があります。適切な保管状態を維持することで、その価値を長く保つことができます。
箱の状態について
プラモデルの外箱は、商品の価値を大きく左右する要素の一つです。40年前の商品であれば、経年による日焼けや若干の傷みは避けられない面もあります。ただし、極端な潰れや破れがなければ、多くの場合は問題ありません。
保管の際は、直射日光を避け、湿気の少ない場所を選ぶことが基本です。積み重ねる場合も、重量のあるものを上に置かないよう配慮することで、箱の変形を防げます。
付属品の確認
デカール(シール)、説明書、ランナー(パーツの枠)がすべて揃っているかどうかは重要なポイントです。特にデカールは経年で変色や劣化が進むこともありますが、未開封の状態であれば比較的良好な状態が保たれていることが多いです。
説明書には、大河原邦男氏によるボックスアートや設定画が掲載されており、資料としての価値もあります。こうした付属物も含めて、一つの商品として評価されます。
未開封と開封済みの違い
完全未開封品は希少性が高く評価されますが、開封済みでも未組立であれば十分に価値があります。大切なのは、パーツが欠品していないこと、そして状態が良好に保たれていることです。
7. よくあるご質問
タカラ製オリジナルキットは、プラモデル史における重要な位置を占める製品です。1983年という発売年代、そして「伝説の名キット」としての評価により、独自の価値を持っています。ウェーブ製の新金型版も素晴らしい製品ですが、タカラ版はその歴史的価値と無骨なプロポーションの魅力から、コレクターの間で高い人気を保っています。どちらも異なる魅力を持った製品といえるでしょう。
40年以上前の製品であれば、箱の経年変化は自然なことです。極端な破損や潰れがなく、中身のパーツが良好な状態であれば、多くの場合お取り扱い可能です。箱の状態は確かに評価の一要素ですが、長年保管されてきたヴィンテージ品としての価値は、そうした経年変化も含めて判断されます。まずは現状をお知らせいただければ、適切にご案内させていただきます。
付属パーツの有無は、商品の完全性を示す重要な要素です。ラウンドムーバーとパラシュートザックの両方が揃っている製品は、キットの魅力を最大限に楽しめる状態といえます。ただし、どちらか一方のみの場合でも、その旨を明確にしていただければ適切に評価させていただきます。パーツの欠品状況を事前にお知らせいただくことで、スムーズなお取引が可能です。
1点からでも喜んでお取り扱いさせていただきます。タカラ製1/24スコープドッグのような歴史的価値のある製品は、1点であっても十分に意義のあるお品物です。もちろん、他にも整理をお考えのコレクションがあれば、まとめてのご相談も歓迎いたします。お客様のご都合に合わせて、柔軟に対応させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
デカールや説明書の有無は評価の一要素となりますが、欠品があるからといって必ずしもお取り扱いできないわけではありません。本体パーツの状態が良好であれば、付属品の欠品を考慮した上で適切に評価させていただきます。特に40年以上前の製品の場合、完全な状態で保管されている方が珍しいともいえます。現状をそのままお伝えいただければ、誠実に対応させていただきます。
8. 環七ホビーについて
環七ホビーは、おもちゃ・プラモデル・フィギュア・ゲーム・オーディオ機器など、趣味の品全般を専門に取り扱う買取専門店です。東京都内に複数の店舗を構え、長年にわたってお客様の大切なコレクションと向き合ってまいりました。
専門知識を持ったスタッフによる査定
ボトムズのようなロボットアニメのプラモデルから、ミリタリー、カーモデル、ガンプラまで、幅広いジャンルに精通したスタッフが在籍しております。タカラ製の旧キットとウェーブ製の新キットの違いや、各バリエーションの特徴など、専門的な知識に基づいて適切な評価をさせていただきます。
3つの買取方法
環七ホビーでは、お客様のご都合に合わせて3つの買取方法をご用意しております。いずれも予約制となっており、事前にお品物の情報をお伺いした上で、スムーズなお取引を実現いたします。
- 店頭買取:ご予約の上、当店舗へ直接お持ち込みください。
- 宅配買取:遠方にお住まいの方でも安心、全国どこからでもご利用いただけます。まずはお気軽にご相談ください。
- 出張買取:東京都および近郊にお住まいで、コレクションがたくさんあり宅配が難しいお客様は、ご自宅への出張査定も承っております。
事前査定と買取金額保証
お電話・メール・LINEにて、事前におおよその査定金額をお伝えすることが可能です。この金額は保証価格となり、実際の査定時に査定段階でお伝えいただいた内容と相違がなければ、金額が変わることはございません。安心してご利用いただけるよう、透明性のある取引を心がけております。
お客様の声
Google Mapやヒカカクといった第三者評価サイトにおいても、多くのお客様から信頼のお声をいただいております。専門性の高さ、丁寧な対応、そして公正な査定。これらすべてがお客様の満足につながっていると自負しております。
最後に
タカラ製1/24スコープドッグ ラウンドムーバータイプは、プラモデル史に残る名キットです。長年大切に保管されてきたお品物には、それぞれに物語があります。
もし、ご自宅に眠っているボトムズのプラモデルについて気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。専門知識を持ったスタッフが、お客様の大切なコレクションを誠実に評価させていただきます。
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