今回は『クレヨンしんちゃん しんのすけ マサオくん セル画 背景付き』を買取させていただきました!

以前には『銀河鉄道999 メーテル セル画』の買取も行いました。
詳しくは買取実績をご覧ください。

他にも、『ルパン三世 パート2 ルパン 石川五ェ門 次元大介 ポップコーンマシンエピソード セル画』の買取も行っています。
詳しくは参考買取価格をご覧ください。

お手元に眠っているアニメのセル画、その価値をご存知でしょうか?
先日、当店ではクレヨンしんちゃんの野原しんのすけと佐藤マサオくんが描かれた背景付きのセル画をお買取りさせていただきました。手描きによる温かみのある線と、丁寧に彩色された背景画が一体となった、まさにアニメーション制作の歴史を感じさせる貴重な品でした。
このブログでは、今回お買取りした商品を例に、セル画の特徴や背景付きセル画の価値、そして適切な保管方法について、専門店の視点から詳しくご紹介いたします。
1. 今回お買取りした商品について
今回お買取りさせていただいたのは、シンエイ動画制作の「クレヨンしんちゃん」のセル画です。野原しんのすけと佐藤マサオくんの2人が描かれており、手描きの背景画が付属していました。
セル画は透明なアセテートシートに描かれており、表面にはキャラクターの輪郭線が、裏面には色が塗られています。背景画は別の紙に水彩絵の具などで丁寧に描かれており、このセル画を重ねることで、放送されたアニメーションの1コマが再現される仕組みになっています。
お買取り時のポイント
セル画の査定では、作品の人気度、キャラクターの需要、保存状態、付属品の有無などを総合的に判断いたします。背景付きのセル画は、セル画単体と比べてアニメーションの完成形により近い状態であるため、コレクションとしての価値が高まります。
2. セル画とは ―アニメーション制作の歴史―
セル画の歴史
セル画とは、アニメーション制作において使用される透明シートに描かれた絵のことを指します。「セル」という名称の由来は、かつて透明シートの素材にセルロイドが使用されていたことに由来しています。セルロイドは自然発火などの危険性があったため、1950年代以降はアセテート繊維製のシートに移行しました。
日本では1960年代から1990年代にかけて、多くのアニメ作品がセル画を使用して制作されました。スタジオジブリの作品や「ドラゴンボール」「美少女戦士セーラームーン」など、多くの名作アニメがセル画技法で作られています。
デジタル化への移行
2000年代以降、アニメ制作はデジタル作画・彩色が主流となり、セル画の使用は次第に減少していきました。クレヨンしんちゃんのテレビシリーズも、2002年頃までセル画で制作されていましたが、その後デジタル制作に移行しています。
現在ではセル画で制作されるアニメはほとんどなく、セル画そのものに希少価値が生まれています。特に人気作品の重要なシーンや、背景付きのセル画は、アニメファンやコレクターにとって非常に価値のあるアイテムとなっています。
3. 背景付きセル画の特徴と価値
背景画の役割
アニメーション制作において、背景画は物語の舞台や雰囲気を演出する重要な要素です。背景画は専門の背景美術スタッフによって、水彩絵の具やポスターカラーを使って紙に直接描かれていました。
撮影の際には、この背景画の上に複数枚のセル画を重ね、カメラで撮影することで1コマの映像が作られます。つまり、背景付きセル画とは、実際にアニメ制作で使用された背景画とセル画がセットになったもので、放送されたアニメーションの完成形を再現できる貴重な資料なのです。
背景付きと背景なしの違い
セル画には大きく分けて「背景付き」と「背景なし」の2種類があります。
- 背景付きセル画:背景画とセルがセットになっており、アニメの1シーンを完全な形で再現できる。希少性が高く、コレクション価値も高い傾向にあります。
- 背景なしセル画:セル画単体のみ。キャラクターの描写は鑑賞できるものの、背景がないため完成形のイメージは不完全です。
背景付きセル画の見分け方
背景付きセル画かどうかを見分けるには、セル画の下に厚手の紙に描かれた背景画があるかを確認します。背景画には手描きの質感があり、水彩絵の具特有の滲みやグラデーションが見られることが多いです。
4. クレヨンしんちゃんとマサオくんの魅力
国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」
クレヨンしんちゃんは、臼井儀人氏による漫画作品を原作としたアニメで、1992年よりテレビ朝日系列で放送が開始されました。制作はシンエイ動画が担当しており、30年以上にわたって愛され続けている国民的アニメです。
主人公の野原しんのすけと、彼を取り巻く個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる日常のエピソードは、子どもから大人まで幅広い世代に支持されています。
マサオくんというキャラクター
佐藤マサオくん(通称:マサオくん)は、しんのすけの友人でアクション幼稚園ひまわり組に通う園児です。坊主頭と丸い顔立ちから「おにぎり頭」というあだ名で親しまれています。
基本的には優しく素直な性格ですが、極度の怖がりで気が弱く、泣き虫な一面が特徴です。かすかべ防衛隊のメンバーの中では、最も年相応で常識的な感性を持つキャラクターとして描かれています。
劇場版でのマサオくん
テレビシリーズでは「泣き虫おにぎり」として描かれることが多いマサオくんですが、劇場版では意外な活躍を見せることで知られています。「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」では幼稚園バスを運転して「ぶっ飛ばすぜ、ベイビー!」と普段からは想像もつかないワイルドな一面を披露し、ファンの間で語り草となっています。
こうした人間臭さと共感できるキャラクター性から、マサオくんは根強い人気があり、マサオくんが描かれたセル画にも一定の需要が存在します。
5. セル画の保存状態とコンディション
セル画の劣化要因
セル画は非常にデリケートな素材であり、適切に保管しないと経年劣化が進んでしまいます。主な劣化要因は以下の通りです。
- 紫外線:直射日光はもちろん、蛍光灯の光も長期間当たると劣化を招きます。色褪せや黄変の原因となります。
- 湿気:高湿度の環境では、塗料が剥がれたり、カビが発生したりする恐れがあります。
- ビネガーシンドローム:アセテートフィルムの加水分解により、酢酸が発生する現象。酸っぱい臭いがしたり、セル画が波打ったり、粘着したりします。
- 温度変化:急激な温度変化は素材にダメージを与えます。
適切な保管方法
セル画を長期間良好な状態で保つためには、以下のような保管方法が推奨されます。
- 直射日光を避ける:暗所または遮光性のあるケースに保管します。
- 湿気を避ける:湿度の低い冷暗所で保管します。防湿剤の使用も効果的です。
- クリアケースやファイルに収納:直接手で触れないよう、専用のケースに入れて保管します。
- 重ねて保管しない:セル画同士が貼り付くのを防ぐため、1枚ずつ保護シートで挟むことが望ましいです。
劣化したセル画について
経年劣化により状態があまり良くないセル画でも、作品の人気やキャラクター、シーンによっては価値が認められる場合があります。「状態が悪いから」と諦めずに、一度専門店にご相談されることをお勧めいたします。
6. よくあるご質問(FAQ)
背景付きセル画は、キャラクターが描かれた透明なセルと、手描きの背景画がセットになったものです。実際にアニメ制作で使用された背景画とセル画が揃っているため、放送されたアニメーションの1シーンを完全な形で再現できます。一方、背景なしセル画はセル画単体のみで、キャラクターの描写は鑑賞できますが背景がないため完成形のイメージは不完全です。
背景付きセル画は希少性が高く、コレクションとしての価値も高い傾向にあります。
はい、状態があまり良くないセル画でも買取可能な場合がございます。経年劣化による色褪せ、ビネガーシンドローム(酢酸臭)、波打ち、塗料の剥がれなどがあっても、作品の人気度やキャラクター、シーンによっては価値が認められます。
セル画は制作から数十年が経過しているものも多く、完璧な状態を保っているものの方が稀です。まずは現状のままお気軽にご相談ください。
マサオくんは、かすかべ防衛隊のメンバーとして人気のあるキャラクターです。「泣き虫おにぎり」として親しまれる一方で、劇場版では意外な活躍を見せることでも知られており、根強いファンがいらっしゃいます。
主人公であるしんのすけと比べると取引数は少なくなりますが、マサオくんのセル画にも一定の需要がございます。特に表情豊かなシーンや、劇場版のワンシーンなどは人気があります。
購入時の箱やケース、制作会社の認定書などの付属品があると、より高い評価につながる場合があります。しかし、付属品がなくてもセル画そのものの状態や作品の人気度によって価値は判断されますので、まずはお持ちの状態でご相談ください。
長年保管されていたセル画の中には、付属品が失われているものも少なくありません。セル画本体の保存状態が良好であれば、十分に価値が認められます。
本物のセル画と複製(オコシ)を見分けるポイントはいくつかあります。本物のセル画は透明なアセテートシートに手描きで線が引かれ、裏面から彩色されています。線の太さや塗りに若干のムラがあり、手作業の痕跡が感じられます。
一方、複製セル画は印刷で作られているため、線が均一で機械的な印象があります。ルーペで拡大すると印刷特有のドットパターンが見えることもあります。
ただし、判断が難しいケースもございますので、真贋の判定については専門店にご相談いただくのが確実です。
7. 環七ホビーについて
環七ホビーは、おもちゃやホビー用品を専門に取り扱う買取店です。長年の経験を持つスタッフが、お客様の大切なコレクションを一点一点丁寧に査定させていただいております。
当店の特徴
- 専門知識:アニメグッズやセル画に精通したスタッフが対応いたします
- 丁寧な査定:商品の状態や希少性を適切に評価いたします
- 柔軟な買取方法:店頭買取・宅配買取・出張買取に対応(いずれも予約制)
- 幅広い取扱品目:セル画以外にも、フィギュア、プラモデル、台本など様々なアイテムを買取しております
買取の流れ
当店では、店頭買取・宅配買取・出張買取のいずれも予約制とさせていただいております。事前にお電話またはメールにてご連絡いただき、お品物のお写真や詳細をお伝えください。専門スタッフが適切なアドバイスをさせていただきます。
セル画買取への取り組み
セル画は日本のアニメーション文化を象徴する貴重な文化遺産です。デジタル化が進んだ現代において、手描きのセル画は二度と作られることのない一点物として、その価値はますます高まっています。
当店では、お客様が大切にされてきたセル画を、次の世代のコレクターへと橋渡しするお手伝いをさせていただいております。クレヨンしんちゃんをはじめ、様々なアニメ作品のセル画の買取実績がございます。
セル画の状態や付属品の有無に関わらず、まずはお気軽にご相談ください。商品の詳細をお伺いした上で、適切なご案内をさせていただきます。
お問い合わせ
クレヨンしんちゃんのセル画をはじめ、アニメグッズやホビー用品の買取に関するご相談は、環七ホビーまでお気軽にお問い合わせください。
専門スタッフが丁寧に対応させていただきます。
環七ホビー公式サイト
https://kan7hobby.com
※買取方法(店頭・宅配・出張)はいずれも予約制となっております。
※買取価格は商品の状態や市場動向により変動いたします。





