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本日ご紹介するグッズは、マリオネットシアター(MARIONETTE THEATER)のセルロイド人形です。
サーカスのような舞台で、マリオネットのピエロたちがゼンマイ仕掛けで動きます。
一部ブリキ製の、戦前に作られたとても古い玩具です。
● セルロイド素材の歴史とは
1856年のイギリスにて、アレキサンダー・バーキスによってパーキシンという素材が発明されました。
パーキシンとはのちのセルロイドですが、当時はコスト面の問題で広まることはありませんでした。
その後、1870年にアメリカのジョン・ウェズリー・ハイアットがビリヤードボールの原料として実用化し、セルロイドと名付けたことがきっかけで、世界初のプラスチック素材として幅広い用途に使用されるようになりました。
初めは象牙の代替品としてビリヤードの球が開発され、コルセットや義手義足などにも使用されるようになり、1930年代には文房具・工芸品・生活用品・玩具・映画フィルム・レコードなどの製造に使用されました。
しかし、燃えやすいことや他素材の登場により、次第に使用されることは無くなりました。
パチンコの装飾板やピンポン玉などはセルロイドの使用が規制されており、現代ではギターピック・ロイド眼鏡・万年筆のペン軸など、わずかに使用されているのみです。
● セルロイド人形の歴史とは
セルロイド人形とは、セルロイド素材を使用して作られたお人形のことで、1950年代まで盛んに製造されていました。
多くのセルロイド人形が輸出され、世界中の子供たちに親しまれました。
しかし、可燃性が問題視されたことからアメリカで輸入禁止となり、セルロイド人形は製造されなくなりました。
現在の日本では、平井玩具製作所でのみセルロイド人形の製造が続いています。
塩化ビニール素材とはまた異なる、セルロイド素材にしか出せない独特な色味や、温かみのある独特な質感がとても魅力的です◎
● 環七ホビーでは、古い玩具や戦前の紙モノを高価買取しています
当店では古いブリキおもちゃ・軍モノ(ミリタリーグッズ)・戦前の資料や書籍など高価買取しております。
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