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本日ご紹介するグッズは、人造人間キカイダーのおもちゃです。
『タカトク製 人造人間キカイダー 1・2・3 まわるまわる 変身ベルト』
『ポピー・ポピニカ製 人造人間キカイダー サイドマシーン』
● 人体模型をモチーフにした人造人間キカイダー
人造人間キカイダーとは、1972年から1973年にかけて全43話が放送された、石森章太郎原作の特撮テレビドラマです。
空前の変身ブームと、毎日放送と東映が制作した仮面ライダーの成功から、仮面ライダーシリーズと同じ石森章太郎と東映がタッグを組み、NETとともに制作を行いました。
キカイダーは身体の一部が透けている左右非対称のデザインで、身体の青色部分は正義の心、赤色部分は悪の心を象徴しており、不完全な良心回路を表しています。
● 人造人間キカイダーのストーリー
アンドロイドを悪用して世界征服を企む犯罪組織ダークに拉致された光明寺博士が、ダークを倒すためのロボットとして人造人間キカイダー(ジロー)を作り上げるも、博士はダーク基地から脱出する際に記憶喪失になってしまいます。
ジローは博士の子供のミツコやマサルとともに、様々な職業に転身しながら全国各地へ放浪する博士を探す旅をしながら、ダーク破壊部隊との戦いを繰り広げます。
● 人造人間キカイダーの原作と漫画の違い
人造人間キカイダーの原作は特撮テレビドラマで、そのタイアップ作品として小学館の週刊少年サンデーにて漫画連載が始まりました。
テレビドラマ版では特撮ヒーローの基本である一話完結スタイルになっているのに対し、漫画版では敵となった兄弟と殺しあうロボットの悲劇が描かれています。
漫画版のベースはイタリアの児童文学「ピノッキオの冒険」で、不完全な良心回路を持つ人造人間が人間になることをめざすSF作品です。
しかしジローが抱える人間になりたいという悩みは最後まで完全に解決する事はなく、読者に問題提起する形になっています。
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