今回は『YMO イエロー・マジック・オーケストラ BGM カセットテープ』を買取させていただきました!

以前にはイエロー・マジック・オーケストラの特大パンフレットの買取も行いました。
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他にも、イエロー・マジック・オーケストラ パブリック・プレッシャー ライブ盤 カセットテープの買取も行っています。
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ご自宅の棚に、懐かしいカセットテープが眠っていませんか?
先日、お客様よりYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の名盤『BGM』のカセットテープをお譲りいただきました。1981年に発売されたこの作品は、ファンの間で「最高傑作」と評されることも多く、40年以上が経過した今もなお、その音楽的価値は色褪せることがありません。
今回は、このアルバムの魅力と、カセットテープ版の特徴、そして買取の際に注目すべきポイントについてご紹介いたします。
目次
1. YMO『BGM』とは ―実験的名盤の誕生
『BGM』は、1981年3月21日にアルファレコードからリリースされた、YMOの5作目のオリジナルアルバムです。細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏という3人の才能が結集したこの作品は、前作『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』の商業的大成功から一転し、よりダークで実験的なサウンドへと舵を切った意欲作として知られています。
アルバムタイトルの意味
「BGM」というタイトルは、1980年にベルリンに滞在していた細野晴臣によって着想されました。「危険なので距離を置いてBGMのように聴いてくれ」という意図や、海外の音楽評論家から「YMOの曲はまるでBGMのようだ」と批評されたことへの意趣返しなど、複数の意味が込められていると言われています。
収録曲と音楽性
本作には以下の楽曲が収録されています。
- SIDE 1:バレエ/音楽の計画/ラップ現象/ハッピーエンド/千のナイフ
- SIDE 2:キュー/ユーティー/カムフラージュ/マス/来たるべきもの
特に「CUE(キュー)」は、細野自身が後に「YMO後期の完成形」と語るほどの完成度を誇ります。ポップな要素を排除した実験的なアプローチは、リリース当時こそ賛否両論でしたが、現在では世界初のアンビエント・テクノとして高く評価されています。
メンバー自身もこのアルバムをYMOのベストに挙げることが多く、細野は「古くならない音と歌詞の内容の良さ」を、高橋は「初めて自分たちの言いたいことを歌詞で表現できた」点を評価しています。時代を超えた普遍的価値を持つ作品として、今なお多くのファンに愛され続けています。
2. カセットテープ版の特徴と時代背景
『BGM』がリリースされた1981年は、まだCDが登場する前の時代でした。当時の音楽メディアはレコード(LP)とカセットテープが主流で、本作もその両形態でリリースされています。
1981年当時のカセット事情
カセットテープはレコードに比べて手軽に持ち運べること、ウォークマンなどのポータブルプレーヤーで聴けることから、若い世代を中心に人気がありました。YMOのような先進的な音楽とカセットというメディアは、当時の若者文化と密接に結びついていたのです。
カセット版ならではの価値
80年代初頭のカセットテープは、その後のCD移行期により生産数が限られているものも多く、完品で残っているものは希少性が高まっています。特にYMOのような人気アーティストの作品は、コレクターの間でも需要があります。
また、制作スケジュールが過密だったこともあり、初回リリース時には歌詞カードの印刷が間に合わず、ピーター・バラカンがタイプライターで打ち込んだクレジットタイトルが封入されたという逸話も残っています。こうした時代背景を知ることで、手元のカセットテープにより一層の愛着が湧くのではないでしょうか。
3. 買取時に確認させていただくポイント
カセットテープの買取では、いくつかの重要なポイントを確認させていただいております。こちらは、お客様ご自身で事前にご確認いただく際の参考にもなるかと思います。
付属品の有無
カセットテープの査定において、特に重要なのが「帯」と「歌詞カード(インデックスカード)」の有無です。
- 帯:発売当時のオリジナルの帯が付いているかどうか
- 歌詞カード:曲目や歌詞が記載されたカードが揃っているかどうか
- ケース:プラスチックケースに割れや破損がないか
※帯や歌詞カードが欠品している場合でも買取は可能です。状態により査定額は変動いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
テープ本体の状態
以下のような点を確認させていただきます。
- テープの巻き癖やたるみがないか
- カビや変色が見られないか
- ケース内部の汚れやホコリの程度
長期保管されていたカセットテープは、湿気などの影響を受けている場合があります。ただし、多少のコンディション変化があっても、作品の価値や希少性によって評価させていただくことが可能です。
版の違いについて
カセットテープには初回プレス版や再発版など、複数の版が存在する場合があります。YMO『BGM』も何度か再発されているため、発売年や型番によって評価が変わることがあります。
1981年3月21日のオリジナルリリース版は、アルファレコードから発売されました。帯には当時のキャッチコピーや価格表示があり、歌詞カードには前述のタイプライター打ちの経緯が反映されています。こうした細部にも時代性が表れています。
4. カセットテープを良い状態で保つために
もしご自宅にカセットテープが保管されている場合、以下のような点に注意することで、良いコンディションを維持できます。
保管環境
- 直射日光を避ける:日光による変色や劣化を防ぎます
- 高温多湿を避ける:テープの劣化やカビの原因になります
- 立てて保管する:横に重ねると変形やテープの癒着が起こりやすくなります
取り扱い時の注意点
- ケースを開ける際は、ホコリが付かないよう注意する
- テープ面には直接触れないようにする
- 長期間再生していない場合は、巻き癖がついている可能性があります
お手元のカセットテープが大切な思い出の品であれば、適切な環境で保管することで、その価値を守ることができます。もし手放すことをご検討の際は、その価値を理解している専門店にご相談いただくことをおすすめいたします。
5. よくあるご質問(FAQ)
はい、買取可能です。1981年発売の作品ですので40年以上前のものですが、80年代のカセットテープは現在でも需要があります。むしろ、当時のオリジナル盤は希少価値が高い場合があります。状態やコンディションによって評価は変わりますが、古いからという理由で買取をお断りすることはございません。
もちろん査定いたします。長年の保管で帯や歌詞カードを紛失されている方は多くいらっしゃいます。帯付き完品の方が高い評価になりますが、欠品があっても作品そのものの価値を考慮して査定させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。
『BGM』は、ファンの間で「YMO最高傑作」に挙げられることの多いアルバムです。商業的には前作『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』の方が大ヒットしましたが、音楽的評価としては本作を推す声も根強くあります。実験的でありながら完成度が高く、時代を超えて聴き継がれる作品として、コレクター需要も一定数存在します。
お客様ご自身で再生確認していただく必要はございません。現在、カセットテープを再生できる機器をお持ちでない方も多いかと思います。当店では専門的な機器を使用して状態を確認いたしますので、再生できるかわからない状態でもお持ちいただいて問題ございません。ただし、明らかにテープが切れている、カビが発生しているなどの状態が分かる場合は、事前にお伝えいただけるとスムーズです。
はい、YMOの全作品を取り扱っております。『イエロー・マジック・オーケストラ』『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』『テクノデリック』など、どの作品でも査定可能です。また、YMO以外の80年代のカセットテープや、シティポップ、テクノ系の作品もお取り扱いしております。複数枚まとめてお持ちいただくことで、効率的に査定させていただけます。
6. 環七ホビーの買取サービスについて
環七ホビーは、おもちゃやホビー用品を中心に、カセットテープをはじめとする音楽メディアの買取も専門的に行っております。
3つの買取方法(すべて予約制)
- 店頭買取:直接店舗にお持ちいただく方法です
- 宅配買取:お品物を郵送でお送りいただく方法です
- 出張買取:ご自宅までお伺いする方法です
※いずれの方法も予約制となっております。詳しくはお電話またはメール、LINEにてお問い合わせください。
当店の特徴
- カセットテープの専門知識を持つスタッフが丁寧に査定いたします
- 昭和レトロな音楽メディアの価値を理解し、適正な評価を心がけています
- 累計1万本以上のカセットテープ売買実績がございます
- YMOをはじめ、80年代の音楽文化に精通したスタッフが対応いたします
大切にされてきたカセットテープだからこそ、その価値を理解している専門店にお任せください。
お問い合わせ・ご相談
YMO『BGM』をはじめとするカセットテープの買取に関するご質問やご相談は、お気軽にお問い合わせください。
環七ホビー
公式サイト:https://kan7hobby.com
※査定額は商品の状態、付属品の有無、市場状況などにより変動いたします。
※お問い合わせの際は、商品の状態や付属品について事前にお知らせいただけますと、よりスムーズなご案内が可能です。
このブログ記事が、YMOや80年代の音楽文化を愛する皆様のお役に立てれば幸いです。





